ライラコンサート Vol.06 本荘 悠亜
未来を嘱望される若手ピアニストによるコンサートシリーズ。
瑞々しい感性と情熱あふれる演奏を、ぜひ会場でお楽しみください。
*ライラは竪琴を意味し、スタインウェイのロゴのモチーフとなっております
日 時:2026年10月17日(日) 15:00~15:40(開場14:40)
場 所:スタインウェイ&サンズ大阪
大阪府大阪市中央区道修町3-5-11 大阪ガス御堂筋東ビル1階
定 員:35名様(先着順)
入場料:1,500円(税込)
当日受付にて現金でお支払いください
お申込み:こちらからメールにてお申し込みください
※駐車場はございませんので、公共交通機関または近隣パーキングをご利用ください
Pianist Message
このたび演奏の機会をいただけますことを、大変光栄に、嬉しく思っております。
幼い頃の私にとって、スタインウェイのピアノは特別な日にしか触れられない「憧れの楽器」でした。現在は「安心と信頼のパートナー」でもあります。昨年の「スタインウェイ・コンクール」での2位入賞をきっかけに、皆様にはいつも温かく活動を見守っていただいております。
私は学生時代、音楽専門の道ではなく進学校に通い、大学でも文学や哲学を中心に学びました。その後音楽業界での会社勤めをしておりましたが、25歳の時「もう一度音楽と真摯に向き合いたい」と願い、ピアニストを志しました。この歩みに興味を持っていただくことも多いですが、私が追い求める音楽は、常に自然で端正な「正統派」の響きです。
今回のプログラムは、サロンの親密なキャパシティを活かし、作品本来の細やかな味わいを感じていただける名曲を選びました。
まず前半は、古典の生き生きとした情熱が息づく、スカルラッティとベートーヴェンのソナタをお届けします。特にベートーヴェンの《テレーゼ》は、こうしたサロン空間だからこそ、作曲家が抱いていた個人的な愛慕が、より真っ直ぐに伝わるのではないかと感じております。
続くシューベルトの《3つのピアノ曲》より第2番は非常に美しいメロディーラインを持ち、シューベルト自身の内面世界を吐露したかのような、きわめてプライベートな意味合いの強い作品です。
最後に、ラフマニノフの《ピアノソナタ第2番》をお届けします。
ラフマニノフといえば「華やかで重厚に響き渡る」イメージが強いかもしれませんが、私はこのソナタを、繊細な彫刻が施された「巨大な建築物」のように捉えています。入り組んだディテールやポリフォニック(多声的)な意匠は、このスタインウェイの響きを間近で聴いてこそ、真価を発揮するものと確信しております。
スタインウェイの象徴である「ライラ(竪琴)」のように、格調高く豊かな演奏をお届けしたいと思っております。みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。
本荘 悠亜
Program
D. スカルラッティ:鍵盤ソナタ K.513 ハ長調「パストラール」
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第24番「テレーゼ」嬰ヘ長調Op.78
シューベルト: 3つのピアノ曲より第2番 変ホ長調 D.946-2
ラフマニノフ: ピアノソナタ 第2番(1931年改訂版)変ロ短調 Op.36
※やむを得ず、曲目・曲順に変更がある場合がございます
ARTIST
本荘 悠亜 - Yua Honjyo -

1995年生まれ。滋賀県出身、現在大津市在住、関西を中心にピアニスト・指導者として活動。
灘高等学校を経て、東京大学文学部(美学芸術学専修)を卒業。桐朋学園大学院大学ピアノ科修士課程を修了。
ベトナム国際ピアノコンクール (ハノイ)にてファイナリスト、特別賞受賞。スタインウェイコンクールカテゴリーS第2位。カワイピアノコンクールS部門第4位。JPTAピアノオーディション全国大会E部門優秀賞(第2位)。熊谷ひばりピアノコンクール G1部門金賞および埼玉県知事賞(グランプリ)。クオリア音楽コンクールコンサーティスト部門第3位。びわ湖ホールピアノコンクールC部門本選入選。滋賀県ピアノコンクール第1位。
演奏家として「2台のデジタルピアノによる演奏会-白と黒で-」が東京アーツカウンシル〈スタートアップ助成〉採択。新垣隆氏の新作初演公演をプロデュースなど先鋭的な試みも行う。
指導者としてピティナ指導者賞を2年連続受賞。ピアノ教育Edutech「Willピアノ」のCEOを務める。独自の演奏上達メソッドに基づいたピアノ教育コンテンツ、学習プラットフォームを制作、運営。
これまでに、稲垣聡、クラウディオ・ソアレス、高橋いつき、岡田博美、中西誠の各氏に師事。