【オーナーインタビュー】
大城恬瑩様

病院という厳しい環境でも
SPIRIOが心を温めて

茨城県神栖市の「鹿嶋ハートクリニック」。2009 年の開業以来、循環器専門クリニックとして、地域医療の完結を目標に機能強化を進めてきた当院に、昨年「SPIRIO」が納品されました。院長の大城恬瑩さんに、SPIRIO を導入した経緯やご使用の感想、今後の活用についてお話を伺いました。(取材時期:2019年夏)

 

コロナ禍にある今年は、病院も従来とは異なる対応が求められていると思いますが、毎日朝と夕に、大城先生自らがSPIRIOを操作されて、職員の方々に音楽を届けられているとのこと。 このような厳しい現場でも、音楽が癒しのひと時になっていれば幸いです。- スタインウェイジャパン

私は故郷の台湾から1988年に来日し、大学医学部を卒業後、医師として大学病院での仕事などを経験した後、2009年に「鹿嶋ハートクリニック」を開業しました。専門は心臓の疾患を対象とする循環器内科で、医療資源のけっして豊かでない地区でしたので、地域内で心疾患の治療を完結させることが開設当初からの一番の願いでした。その為のカテーテル治療や手術、入院設備、心臓血管外科・脳神経外科など機能を拡張していく中で、開業9年目となる昨年、手狭になった外来を中心にクリニックの全面リニューアルを実施したのです。

ただ医療機関というのは、診療から手術まで冷静に対応しないといけない場所なので、雰囲気として非常に堅くて、冷たい感じがあるんですね。私はもう少し柔らかくて、エレガントな感じ、あと温かみがあるような環境に憧れていたんです。開業10年に当たる今年、増築されて院内がきれいに整ってスペースもできたのを機に、ピアノを入れようかと思ったわけです。

風除室から中庭を望む
外来待合室の先にはSPIRIOが

 

グールドに感銘

スタインウェイというのは、演奏会で不動の地位にあるピアノで、昔から憧れでしたし、音楽大学のピアノ科を卒業している妻からも、「スタインウェイはいいピアノ」とずっと言われていたので、いずれ所有したい気持ちはありました。

たまたまある朝、新聞でスタインウェイのショールームの広告を見て、「今日は日曜日、時間があるから、ショールームに行こう」と思ったのです。当初は小さめのピアノを考えていたのですが、ショールームでSPIRIOの音を聴かせてもらい、しかもそれが私が一番好きな、グレン・グールドの演奏で、これに非常に感銘を受けました。いや、本当にもの凄い衝撃でした。なぜなら私は昔からグールドのファンで、彼のCDや本をほとんど持っていますし、オフィスやカテーテル室でもCDを流していたくらいなんです。そこまでグールドの演奏が大好きな私が目の前で、まさに彼が演奏しているのを聴いている。そうなったら、もう絶対欲しいですよね。これは買うしかないと、その時点ですぐ「これ、買います」と決めました。

私が中学生の頃、父は音楽が好きでしたので、台湾の実家には他社製の自動演奏ピアノがありました。当時は、誰もいないのに演奏しているというだけで、みんなびっくりだったのですが、ただ、11曲の再生には、フロッピーのようなものを買っていちいち差し込まないと演奏できなかったですし、自動演奏を駆動させているモーターの音とかも、結構聞こえたんです。それを思うと、SPIRIOはミラクル!という感じで、恐ろしいくらいですね(笑)。操作も、ものすごく簡単。しかも、収録曲も充実していて、さらに毎月無料で新しい曲が入ってくる。その説明も聞いて、これは素晴らしい!と思ったんですよね。

SPIRIOをフル活用

納品されてからは、毎日聴いています。毎朝診療前に、病院のスタッフミーティングをやるのですが、終わってから10分間ぐらいSPIRIOを流しています。選曲は私が担当しています。たいていはクラシックで、スタッフ達になじみの現代の曲や、映画のサントラなども流します。スタッフは病院という大変厳しい環境にいますから、これから一日の仕事が始まるという時に、その前に心を温めて、雰囲気を和らげ、「今日一日頑張ろう」という気持ちをつくるのが大事じゃないかと思っています。お蔭様で、ぜひもっと聴きたいと、スタッフにも非常に好評です。

我々の職業は自由な時間がほとんどなく、コンサートに行くことなどほとんどできません。休みといえば、移動している間とか、ミーティングが終わって次の仕事に移る合間です。そういう時にSPIRIOを利用できる、リラックスできる方法としては、私にとってもすごく有難いです。しかも、ここは天井も高くて開放的な広い空間ですから、音も聞き取りやすく、正に生演奏を聴いているような感動が味わえます。もう本当に幸せな心持ちになります。毎日のようにコンサートで、こんなにフル活用しているところは多分ないと思いますね。

今後は...

今後機会があれば、休みの日または診療が終了した夕方にでも、入院患者さんや外来患者さんなどに来て頂き、SPIRIOで小さなコンサートをやってみたいと、思っています。私たちは、心臓と動脈硬化の患者さんを主に診ていますが、やはりリラックスできずストレスが多い人、又は生活習慣病を抱えている方、そういう人たちが心臓の病気を抱えがちです。精神的にずっと緊張しているような時間を作らせず、むしろリラックスして心を和らげる時間を作るというのは、音楽の大きな役割ですよね。

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